メルセデスベンツ190Eに使われているKE-Jetro燃料噴射システム、メカニカルに基本の燃料噴射量を決定する機構です。フルコンで完全に電子制御できる現代では逆にスゴイと思ってしまいます。
KEでは冷間時や加速時などの必要なシチュエーションではElectro-Hydraulic pressure Actuator(EHA)によって噴射量が補正される仕組みです。
このEHAからガソリンが漏れることがあります。小穴からポタポタと漏れます。
漏れ量が少量なのでエンジンが温まると蒸発してしまい、路面を濡らすことがないので気が付かない場合もあるかもしれませんが、炎上のリスクがあり非常に危険ですので確実に発見して、漏れていればすぐに修理が必要です。
このクルマの場合はエアコン修理の点検時に発見しました。EHA以外にもフューエルディストリビューターの燃料継ぎ手からも漏れていました。
今回はEHAと配管継手の銅リングも一緒に交換して修理します。
安心して乗れるクルマにしたいですね。
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