経年劣化でゴムやプラスチックは必ず固く脆くなります。
ボールジョイントのゴムブーツも同様にいつかは破れます。
ボールジョイント自体にガタなどが無ければブーツだけを交換することもできるのですが、たいていは雨水などでサビてガタが出ます。
こうなってしまっては交換するしかありません。ガタが無くても緩んでしまっていればすぐ交換時期が来ます。
治具を駆使してボールジョイントを抜きます。
ちなみにメルセデスベンツ 190Eのストラットサスペンションはダンパーストラットとスプリングが別体式で、スプリング荷重は剛性の高い部分で受け止める構造。これはこれで当時はよく考えられた構造と思います。現代では改善が進んでストラットとバネが一体式でもスプリング取り付けを工夫してストラットにかかる横力をキャンセルする工夫もなされるようになってきています。どっちが優れているのでしょうかね?
治具を使って新品のボールジョイントを圧入します。
この190Eの場合はストラットのバンプラバーもちぎれて劣化していましたので同時に交換しました。ついでに交換すれば工賃が節約できます。
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