比較的新しいクルマで旧車とは言えないのですがこんなこともやってます。
とある若いお客様よりの要望で「マニュアル車に乗りたい。母親が乗っていたセリカがイイ!」とのこと。ものごごろが付いた時にセリカが身近にあり、幼な心にカッコいいクルマと思ったことでしょう。すでに20年が経過していますが古さを感じさせない秀逸なデザインですよね。
トヨタ・セリカ - Wikipedia
今回はリーズナブルかつ安心して乗れるように整備します。
まずエンジンですが、20万㎞を走行しているのでフルオーバーホールします。このZZT230に搭載されている1ZZ-FEエンジンはメタルを焼きやすい不具合があり、各種の対策部品が出ていますのでもちろん交換していきます。
あと、ボディに凹み等もありますので板金塗装で新車の輝きを取り戻します。
今回のメニューは以下となります。
- エンジン完全分解オーバーホール
- オイルシール類全交換
- タイミングチェーン交換
- 親メタル交換
- 子メタル交換
- 吸排気バルブ研磨
- バルブ擦り合わせ
- インナーシム調整
- 対策ピストン、ピストンリングへ交換
- ボディの部分鈑金、塗装
交換するエンジン部品です。再利用する部品は磨きます。
対策型ピストンはオイル穴が拡大されてます。
バルブも一本一本チェックして磨いてカーボンを除去します。
元通りに慎重に組んでいきます。
比較的新しいとはいえ新車のように気持ちよく乗ってもらうためには鈑金も必要。
ピカピカに塗装されました。
思い出のクルマでエンジョイしてください!
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