旧車の修理再生

思い入れのあるクルマに現役で乗り続けたいオーナー様、協力します。

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ご相談のうえで修理方針を決定します

  • 不具合、予算、オーナーの方針をもとに修理メニューを相談させていただきます。
  • なお、旧車担当は不在の場合や手が離せない場合が多いので、基本的にメールでの連絡とさせてください。初めてご相談される際はお問合せフォームからお問い合わせをお願いします。
  • オリジナル部品にはこだわらず、より良い部品を使って修理をします。
  • ドンガラからの板金塗装もできます。この世に無い部品は製作・流用も考えます。

専任の担当者による個室整備

  • 大切なおクルマは個室で大事に扱います。
  • 専任の担当者が最初から最後まで整備します!
  • 旧車修理は清掃とサビ落としの連続ですが、手を抜きません。
  • そのかわり時間はいただきます。数週間~数か月かかることが多いです。

大型モニターで整備内容をご説明

  • ご自身のクルマのことをさらに知りたいオーナー様へ。
  • 大型モニターを使ってマニュアル、作業写真などを映しながら整備内容をご説明。
  • 交換した部品もご確認いただきます。持ち帰って自宅のオブジェにしても良いかと。

メールで整備経過をご報告

  • 独自のサービスとして「画像付き解説メール」で整備経過をご報告。
  • クルマ雑誌の記事さながらにご自身のクルマの整備状況が記録として残ります。クルマは乗って楽しむものですが、乗らない間も楽しんでください!
  • オーナー様からは永久保存版としてご好評いただいております。下記の引用は解説メールの一例です。おおよそ週一ペースで発信します。

差出人: 新宮サービス旧車担当
日時: *****
宛先: *****様
件名: 190Eの修理状況のご報告(その3)

いつもお世話になっております。現在の修理状況をご報告させていただきます。

ブラスト処理したブレーキキャリパーは塗装して仕上がっております。色は純正調のマットブラックで塗らせていただきました。内側のシリンダもピストンがスムーズに動くようにサンドペーパーでサビを落として仕上げております。

あと、ロアアームボールジョイントの組みつけ、新品のバンプラバーを組んだダンパーストラットの車両への搭載も完了しています。
ダンパーの状態はオイル漏れ跡もなく、減衰力に問題はありません。また、ガスの反力もありますのでガス漏れもしていません。従いまして、いわゆる抜けと言われる症状は無く正常な状態をキープしていることが確認できています。
あと、ボルトナットは錆びていたので、サビ除去して防錆塗料を塗布し使っています。

  

あと、今回ぜひみていただきたいのがステアリングギアボックスです。190Eの良いところをあげろと言われればステアリングの摩擦のなさを挙げるのですが、それを実現するための妥協のない設計と構造をぜひご覧ください。
まず分解前、ピットマンシャフトを抜いているところ、ウォームシャフトを抜いたところ、さらに分解しているところの状態です。

   

シャフトを保持している部分にはこれでもか、と言わんばかりにニードルベアリングが奢られています。コストは度外視して理想を追求した構造です。

 

内部の部品です。とても精密な機械を扱っている実感があります。また、美しさすら感じさせます。この頃のメルセデスがステアリングの摩擦を少なくすることに究極まで拘っていたことをひしひしと感じます。最善でこれ以上は無いギアボックスと思います。

なお、オイル漏れしていた部分も含めてシール類は硬化してカチカチでした。これらは全て交換して新品同様に生まれ変わります。ただ、シールが新品になりますので馴染むまでは摩擦感があるかもしれません。
あと、ウォームシャフトカバーは劣化したシャーシーブラックがみっともないのでブラストをかけました。組んでしまえば見えないところですが、、、

 

現在ステアリングギアボックスを組み立て中です。ツルツルなステアリングフィールを目指して、ベアリングの与圧など調整できる部分はガタがなく摩擦が最小となるところを狙って組んでいます。
以上、手間をかけ過ぎてしまっているかもしれませんがご了承ください。

解説メールのサンプルより

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